千代川漁協によるアユの産卵場造成が実施されました。

【産卵場造成①:重機による造成作業】
 令和5年10月18日(水)千代川漁協がアユの産卵場造成を実施しました。

 場所は、アユの産卵場の適地である、鳥取市叶に鳥取市水道局が設置している水管橋下流300メートルから800メートルの間の区間で、 国土交通省の協力を仰いで毎年実施しています。
 ※事前に鳥取県栽培漁業センターの職員が、潜水等により確認しています。
 アユの産卵に適した河床にするため、重機2台を使い、バケットを上下左右に動かしながら撹拌して砂を除去していきました。


【産卵場造成②:テグス張り作業】
 令和5年10月20日(金)上記作業の続きとして、カワウなどの食害から産卵場を守るためテグス張りを実施しました。(場所は同じ)
 この日は、漁協の組合員のほか、国土交通省、鳥取県、鳥取市の職員、鳥取環境大学の学生等約40名が参加し、右岸側と左岸側に分かれて作業を行いました。
 釣り竿を使用してテグスを両岸に渡すとともに視認用テープの結びつけを行いました。


 設置後は、ゴミ等がからまることがあるため、漁協の組合員が定期的に見回りをされるとのことです。

 多くの親魚が産卵し、多くの卵が孵化し、無事に海に下ってくれることを願っています。
 参加された皆さん、お疲れ様でした。

 

※上記作業の様子は千代川漁協のホームページにも掲載されています。

 ご覧ください。↓

 

 【千代川漁協の産卵場造成・テグスの設置について】
 ・この事業は、漁業法(下記参照)に定められた第五種共同漁業権に定められている
  アユの資源維持、増殖等のため、千代川漁協が実施している取組の一つです。
  毎年度、鳥取県内水面漁場管理委員会に提出している増殖計画等に基づいて実施
  されています。

   →漁業法:e-Gov法令

   (https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=324AC0000000267)

2023年10月24日