千代川漁協が実施するアユの産卵場造成事業の見学に行ってきました。
場所は、鳥取市叶に鳥取市水道局が設置している水管橋下流600メートルあたりで、
国土交通省の協力を仰いで、毎年実施している事業です。
なお、この場所は、鳥取県栽培漁業センターの職員が、アユの産卵場造成の適地であることを
事前に確認しています。
重機2台を使い、上下左右にバケットで掘ったりならしたりして、アユの産卵に良好な河床を
つくりました。

【二日目】テグス設置:令和4年10月13日(木)
千代川漁協が実施するアユの産卵場造成後のテグス張りに事務局員が参加してきました。
漁協の組合員のほか、国土交通省、鳥取県、鳥取市の職員、鳥取環境大学の学生等、約40名が
参加し、カワウなどによる食害の被害を防ぐため、上記で造成した場所も含めた産卵場周辺に、
河川をはさんで右岸側と左岸側に黒いテグスを結びつけて張っていきました。
このテグスは、鳥にはもちろん人にも見えないため、間に3~4枚視認テープを結びつけました。
設置後は、ゴミ等がからまっていたりすることもあるので、漁協の組合員が定期的に見回りを
されるとのことです。
設置中にもアユの産卵親魚が見られましたが、多くの親魚が産卵し、順調に孵化した後
海での生活を乗り越えて、元気に川に戻ってくることを願っています。



この日は天気も良く、この時期にしては気温も高く暑い日でした。
参加された皆さん、お疲れ様でした。
※これらについては、千代川漁協のホームページにも掲載されています。
ご覧ください。↓
【千代川漁協の産卵場造成・テグスの設置について】
・この事業は、漁業法(下記参照)に定められた第五種共同漁業権に定められている
アユの資源維持、増殖等のため、千代川漁協が実施している取組の一つです。
毎年度、鳥取県内水面漁場管理委員会に提出している増殖計画等に基づいて実施
されています。
→漁業法:e-Gov法令
(https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=324AC0000000267)